小松市文化協会                

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メンタルの強さ

                         小松市音楽協会  松本 進

 北京オリンピックカーリング女子で銀メダルに輝いた日本のロコ・ソラーレは、明るい笑顔と活発なコミニュケーションがチームのメンタルの強さの秘訣ようです。ピンチになっても明るさを失わず、失敗しても励ましあって、はつらつとしたプレイを見せてくれました。見ていて感動する場面がたくさんありました。
 チームのメンタルの強さが結果に大きく影響することは、音楽団体にも言えることです。声楽では発声・発音、器楽では奏法を習得した上で、音程・リズム・ハーモニー、速度や強弱など音楽の諸要素にかかわる技能の獲得が必要であることはもちろんですが、それで完結ではありません。もっと大切なのはメンタル的側面です。
 好成績を挙げている吹奏楽団や合唱団は、明るくポジティブな雰囲気をもち、指示に対しては素早く反応し、ミーティングでは自分の考えを的確に発言し、準備や後片付けは制限時間を設けて協力して行なうといった、音楽には直接かかわらない部分をも決しておろそかにはしていません。特に学校の児童生徒の団体の場合は、こういったメンタル的側面は醸成しやすいと言えます。



 マスクは重要

                         小松市音楽協会  松本 進

 コロナがまだまだ幅を利かせている昨今ですが、海外ではマスクを嫌う国も多く、感染者がまだ多いにもかかわらず、マスク規制を解除したところがあります。ときどきテレビではノーマスクで人々が密集している様子が見られます。
 日本は諸外国に比べると感染者が爆発的に拡大していない理由の1つに、日本人は
マスク着用が徹底していることがあげられるかと思います。ネット上にあるスパコン「富岳」によるマスク飛沫防止のシミュレーション画像を見ますと、マスクの効果がいかに大きいかが納得できます。
 さて、文化芸術活動において最も感染リスクの高いジャンルは合唱ではないかと思います。コロナ出現当初のころはほとんどの合唱団体は活動を休止しました。しかしコロナがなかなか終息しない中でいつまでも合唱活動休止を続けるわけにはいきません。ということで全日本合唱連盟をはじめあらゆる合唱関係の組織では、どうしたらリスクを避けて活動ができるか、科学的な根拠をもとにガイドラインを作成しました。これをもとに、合唱活動はいろいろな制限を受けながらも活動が再開できるようになりました。もちろんマスクは着用したまま歌います。
 合唱コンクール県大会や全国大会もマスク着用が義務付けられています。マスクなしの方が歌いやすいに決まっていますが、コンクールが中止になるよりはよほどましです。最早、マスクをしても音楽表現は十分にできることがわかってきました。
 文化協会には声を使って表現する団体がありますが、マスクに抵抗感を感じている方もおいでのようです。だから活動ができないと早計に決めつけたり、マスクを着けないで活動したりしないで、マスクを着けてでも活動はできるということを実証してもらいたいと思います。